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ECサイトの商品登録とは?商品登録の流れから費用・代行会社まで紹介!

ECサイトの商品登録とは?商品登録の流れから費用・代行会社まで紹介!

近年、Amazonや楽天市場などのECモールを使ったネットショッピングが当たり前に利用されています。

ECサイトやネットショップの運営者は差別化を図るためにサイトの商品写真やページ内のレイアウトを工夫することは重要な要素です。

こうした状況を前に、これからECサイトの運営を試みたいが商品登録について具体的な流れをつかめていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、本記事ではECサイトやネットショッピングでの商品登録と商品登録の代行についてご紹介いたします。

■ECサイトの運営について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
ECサイト運営とは?業務内容と費用、スキルを徹底解説!

 

商品登録とは?

商品登録とは、自社のECサイトやAmazon、楽天市場、Yahoo!などのECモールで商品を出品するにあたって、その商品の情報をそれらのシステムに登録する作業のことを指します。

商品画像や説明文など、顧客が商品を正しく理解できるような情報を掲載することが求められます。具体的に登録する内容は、これらの通りです。

・商品名
・販売価格
・在庫数
・商品説明
・商品画像
・商品スペック

これらの情報は基本的なものであり、ECサイトによってはメーカー名やJANコードの入力が必要になる場合もあります。

 

商品登録の流れ

ここでは、ECサイトで商品を登録するフローを4つに分けてご説明します。

商品登録のフローチャート

1.原稿を作成する

商品ページに掲載する商品名や販売価格、商品説明、商品スペック等についての原稿を作成します。

キャッチコピーを付けたり、生産国等を記載することで、他の類似商品と差別化でき、顧客の目に留まりやすくなるでしょう。

2.画像を用意する

商品ページに掲載する画像を準備します。

まず、自社で商品を撮影したり、メーカーに商品画像を送ってもらうなどして元画像を用意し、その画像を出品するECサイトのガイドラインに沿って、トリミングや明るさの調整などの編集を行います。

商品画像は、顧客に最も商品の印象を与える要素でもあるため、商品の魅力が伝わるような画像を作成することを心がけましょう。

また、ECサイトは、様々なデバイス、状況で閲覧されることになるので、商品ページの表示速度を上げるために画像を圧縮することも重要です。

3.カテゴリを設定する

原稿と画像の用意ができたら、これらの情報をシステムに登録します。

その際、カテゴリの登録も行いましょう。カテゴリ登録は、顧客が商品を探しやすくするために重要な作業です。適切なカテゴリ登録を行うことで、顧客の商品購入に繋がります。

4.商品ページを公開する

これらの工程が完了したら、商品ページを公開します。ただし、公開する前に掲載内容に誤りがないかを確認することを忘れないようにしましょう。

商品登録代行とは

商品登録代行とは、商品登録の流れ」で説明した作業を代わりに請け負ってもらうことです。

Amzonや楽天市場などの大型モールやECサイトを運営する場合、商品登録は、避けては通れません。

しかし、商品登録の作業は、複雑ではないもののとても労力がかかるものです。代行会社に頼むことで自社内で行うよりも効率的に業務をこなすことができます。

商品登録以外にも商品の納品の外注に興味がある方で、Amazonをご利用の方はこちらの記事をご覧ください。

FBA納品代行は利用すべき?手数料の相場やおすすめの代行会社5選を紹介

商品登録代行の費用相場

商品登録を代行会社に頼む際、気になるのはその費用です。
ここでは、商品登録を代行する際にかかる費用の相場を紹介します。

商品登録代行の費用相場は、1商品当たり100円~1,500円ほどです。

代行費用は、「代行する商品数」や「商品データの状態(紙のデータかデジタルデータ)」、「期間」、「販売するサイト(楽天市場やAmazonなど)」などによって、1商品当たりの費用が大きく前後します。

また、商品の撮影や採寸などのオプションを追加すると金額はよりかかってきます。

そのため、自身の依頼したい内容の大枠を決めたら、一度、代行会社の費用の詳細を確認し、その後、予算に合わせて依頼内容を調整することがおすすめです。

 

商品登録を代行するメリット

主な商品登録を代行するメリットは以下の3つです。

・コア業務に専念できる
・自社にないノウハウを補完できる
・安定した商品登録ができる

ここからはメリットについて詳しくご紹介します。

コア業務に専念できる

商品登録は、単に商品名や価格を掲載するだけではなく、「商品登録の流れ」で説明したように原稿の作成や画像の用意など様々な工程があります。

また、ECサイトがある程度安定していれば、頻繁に作業を行わずに済みますが、ECサイトの立ち上げ時期や新商品の販売の時期においては、登録作業が多くなります。

しかし、商品登録を代行すれば、これらの地道な作業に社員の時間と労力が割かれることがありません。これにより、社員は本来取り組むべきコア業務にのみ従事することができるでしょう。

自社にないノウハウを補完できる

自社に商品登録の技術や経験がなくても、代行することでそのノウハウを取り入れることができます。

顧客の目に留まるようなキャッチコピーの作成や画像の準備、編集など、実際にECサイトの運営経験がないとなかなか身につかない業務も代行によって効率よくサイトを運営することができるでしょう。

安定した商品登録ができる

商品登録を代行することで社内における状況に関係なく、安定した品質の商品登録を行うことができます。

コア業務が忙しくなったり、社員が休みや早退などで欠員したりする場合でも、代行業者に頼むことで常に安定したクオリティの商品登録が可能です。

 

商品登録を代行するデメリット

主な商品登録を代行するデメリットは以下の3つです。

・コストが発生する
・商品情報が薄くなる
・ノウハウが蓄積されない

ここからはデメリットについて詳しくご紹介します。

コストが発生する

商品登録を代行する場合、当然ながらコストは発生します。基本的に商品の数に応じて料金がかかるので、商品数が多ければ多いほどコストは掛かることになります。そのため、あらかじめ代行した場合の費用対効果がどれくらいあるのかを検討しておくとよいでしょう。

しかし、コストだけに捕らわれて単価の安いところに依頼してしまうと求めていたレベルに達していない場合もあります。そのため、コストだけではなく、各業者の対応内容や提案なども踏まえて検討することも必要です。

商品情報が薄くなる

代行会社の方たちは、確かに自社にはない商品登録に関するノウハウを持ち合わせていますが、逆に商品自体に関しては社内の人の方が詳しいはずです。そのため、商品の原稿の作成から商品ページの公開まで全ての業務を代行業者に任せてしまうとその商品の良さを伝えきれていないということが起こってしまうかもしれません。

例えば商品の具体的な性能や魅力的なポイントなどの商品説明に関しては自社で対応する方が、商品ページの内容が充実し、より高い効果が見込まれるでしょう。

ノウハウが蓄積されない

メリットでも説明したように代行業者に依頼することで自社に商品登録に関するノウハウがない場合でも効率的にECサイトを運営できますが、一方、商品登録に関する経験やノウハウを蓄積することは難しくなります。

また、依頼する業者によって、代行の仕方が異なるため、将来的に社内で行うことを考えている場合は、部分的に代行会社に依頼したり、ノウハウを共有してくれる会社に依頼したりするなどしましょう。

 

商品登録代行会社の選択ポイント

商品代行会社を選ぶ際には、以下の4つのポイントに注目しましょう。

・様々なECサイトに対応しているか
・紙媒体の商品情報を取り扱ってくれるか
・臨機応変に対応をしてくれるか
・アフターフォローやフィードバックをしてくれるか

ここからは、これらのポイントを一つずつご説明していきます。

様々なECサイトに対応しているか

Amazon、楽天市場、Yahoo!など大手のECモールには対応しているが、その他のECモールや自社のECサイトに関しては扱っていない代行会社もあります。

そのため、その代行会社が、自社が掲載を考えているサイトに対応しているかどうかを事前にきちんと確認しましょう。

紙媒体の商品情報を取り扱ってくれるか

商品登録代行会社を利用しようと考えている企業の中には、商品情報を紙媒体でしか保有していないところもあるでしょう。

商品登録代行業者には、紙媒体の情報に対応している企業とそうでない企業があります。商品情報を紙媒体でしか持ち合わせていない場合は、紙媒体の情報をデータ化してくれるかどうかを確認しましょう。

臨機応変に対応をしてくれるか

ECサイトには、定期的にセールやキャンペーンなどが行われ、これらに合わせて業務を行っていく必要があります。

このような繁忙期であっても、臨機応変な対応を行ってくれるかどうかも大事なポイントです。スケジュールに合わせて柔軟な対応をしてくれる代行会社を選ぶことで、効率よくサイトを運営することができるでしょう。

アフターフォローやフィードバックをしてくれるか

商品登録を代行する目的として、単に商品の登録を行うのではなく、売り上げに繋げることも重要になってきます。

そのため、商品登録をした後も、アフターフォローやフィードバックを行ってくれる代行会社を選ぶことで中長期的な目標の達成に繋がるでしょう。

 

おすすめの商品登録代行会社5選

ここからは商品登録でおすすめの代行会社を5社ご紹介します。

株式会社withwork

株式会社withwork

株式会社withworkが提供するサービスでは、Amazonや楽天市場、Yahoo!などのECモールの運用代行に特化しています。プライム市場上場のクロス・マーケティンググループであり、マーケティングのプロフェッショナルが対応することで、顧客理解をはじめとするデータ分析のノウハウを活かしたサポートが可能です。商品登録だけではなく、その後の売り上げ実績までのサポートを受けたい方におすすめです。

<特徴>
・顧客のニーズに合わせたプランによる月額定額制
・マーケティングのディレクション領域に特化したプロフェッショナルによるサポート
・代行だけではなく、顧客の課題に対する親身なコンサルティング

<費用>
・運営まるっと店長プラン(楽天市場・Yahoo!ショッピング):25万円/月
・まるっと出品おまかせパック(Amazon):10万円/月
・まるっと運用おまかせパック(Amazon):3万円/月・商品
※詳細は「withwork」公式サイトをご覧ください。

リクサポート株式会社(商品登録ドットコム by RIKU Support)

リクサポート株式会社(商品登録ドットコムby RIKU Support)

リクサポート株式会社は商品登録ドットコム by RIKU Supportという商品登録代行サービスを提供しています。Amazonや楽天市場、Yahoo!といった大手ECモールだけではなく、Qoo10やWowma!などのECモールにも対応しています。費用に関しては、業界の中でもリーズナブルな価格で、1商品あたり100円から依頼が可能です。頻繁にセールを行ったり大量に商品を扱っている企業におすすめできます。

<特徴>
・大手だけではなく、様々なECモールに対応
・業界内でもトップの低価格
・500点以上の対応商品登録依頼が可能

<費用>
・楽天・ヤフー・アマゾンへの出品登録作業(整形済データから) :400円~(500点以上)/点
・楽天・ヤフー・アマゾンへの出品登録作業(パンフレットやデータから): 900円~(500点以上)/点
・商品登録用撮影プラン (雑貨・靴・食品・アパレル): 250円~(50点以上)/点
※詳細は「RIKU Support」公式サイトをご覧ください。

有限会社フェニックスオフィス(ITOアウトソーシング)

有限会社フェニックスオフィス(ITOアウトソーシング)

有限会社フェニックスオフィスが運営するITOアウトソーシングは、ネットショップをトータルでサポートするサービスを提供しています。大手ECモールに限らず、どんなECサイトにも対応しています。費用に関しては、1商品あたりの依頼だけではなく、ECサイト初心者に向けたコンサルティングを含めたプランを依頼することも可能です。リーズナブルな料金なのでまだサイト規模が小さく、コストを抑えたいという企業へおすすめできます。

<特徴>
・大手だけではなく、様々なECモールに対応
・ECサイト初心者向けの多様なプラン展開
・ネットショップ専用電話代行サービス

<費用>
・メインECサイトへの商品登録:18,500円/月
・商品登録+キャンペーンページ作成:49,500円/月
・Word・Excelデータ入力作業:0.45円~/項目
※詳細は「ITOアウトソーシング」公式サイトをご覧ください。

リクサポート株式会社(商品登録センター)

リクサポート株式会社(商品登録センター)

リクサポート株式会社が運営する商品登録サービスは、ネットショップをトータルでサポートするサービスを提供しています。大手ECモールだけではなく、MakeShopやWowma!などのECモールにも対応しています。費用に関しては、細かい料金体系ではなく、顧客はニーズに合わせた3つのコースから依頼することが可能です。ECサイトの運営を初めて行う方におすすめできます。

<特徴>
・大手だけではなく、様々なECモールに対応
・シンプルな3つのコースから選択
・国内スタッフのみによる対応

<費用>
・テキスト入力(必須項目のみ):190円/点
・テキスト入力(20項目まで):230円/点
・定期登録(商品数100~299点):230円~/点
※詳細は「リクサポート」公式サイトをご覧ください。

株式会社ニット(HELP YOU)

株式会社ニット

株式会社ニットが運営するオンラインアウトソーシングサービス、「HELP YOU」では、
各分野の優秀なアシスタントがクライアントをトータルサポートし、社員がコア業務に集中できる環境づくりを支援してくれます。

契約時間内であれば、商品登録以外の多様な業務も請け負ってもらうことができ、ECサイト制作や商品紹介文のブラッシュアップ、ターゲットリサーチなど、各分野のエキスパートに依頼することができます。

<特徴>
・厳しい採用プロセスをクリアした「優秀なアシスタント」によるサポート
・「チーム制」によるサポートであるため、長期的な依頼が可能
・さまざまな業務も「専属ディレクター」を通すことで一括で依頼可能
・海外在住の日本人スタッフによる時差を活用した夜間帯業務も可能

<費用>
・チームプラン
月額料金:10万円
実働時間:30時間
※詳細は「HELP YOU」公式サイトをご覧ください。

まとめ

商品登録は、複雑ではないもののECサイトを運営していくには欠かせない業務になります。本記事でご説明した商品登録の流れやご紹介したおすすめの商品登録の代行会社を参考に、実際にECサイトを運営してみてください。

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株式会社ウィズワーク / 代表取締役社長
杉村 昌宏
監修者写真
1971年生まれ。 京都大学理学部を卒業後、大手総合商社に入社。衛星放送ビジネスなどの事業開発を手がける。2000年にリクルートへ入社。ネット事業などの企画、システム開発を担当。 2007年にクロス・マーケティングへ入社。2012年同社取締役就任(現任)。2014年クロス・マーケティンググループ取締役就任(現任)。 2019年にクロス・マーケティンググループの新規事業としてウィズワークを設立し代表取締役社長に就任。 クライアント企業におけるマーケティング領域での活動に、競合他社にはない「 コミュニケーション力と、確動性を備えた、高度ディレクター人材」「 マーケティングフレームと定量分析に基づいた、的確な運用提案力」を強みとしたデジタルアウトソーシング事業を展開している。