SNS運用

【2024年】SNS運用とは?初心者向けに仕事内容から始め方まで解説!

SNSが普及した現代では、企業がSNSを運用することがもはや当たり前となりつつあります。そのような現状を目の前に、SNS運用を試みたい方もいらっしゃるかと思います。
そこで本記事では、SNS運用に対して疑問や不安を感じている方に向けて、SNS運用の仕事内容から始め方・注意点まで解説します。

SNS運用とは

SNS運用とは、企業が公式SNSアカウントを使用して商品などの認知・宣伝のために情報を発信することです。

またSNS運用で高い効果を狙うためには、単純に投稿するだけでは不十分です。競合他社の分析やトレンドの把握、コメントへの返信もSNS運用の業務に含まれます。
SNS運用の目的は様々ですが、企業や商品へのポジティブなイメージを作り出すことが目的であることが多いです。

SNS運用とSNSマーケティングの違い

正確に言えば、SNS運用はSNSマーケティングの手法の1つです。SNS運用とSNSマーケティングを混同して使用している人も多いため、正確に把握しておきましょう。

具体的なSNSマーケティングの手法は以下の5つです。

  • 自社のSNSアカウントの運用
  • SNS広告の運用
  • キャンペーン企画
  • インフルエンサーマーケティング
  • ソーシャルリスニング

SNSマーケティングについてより詳しくは下記記事をご覧ください。
SNSマーケティングとは?効果や重要性、具体的な手法や実行の流れを解説

SNS運用とSNS広告運用の違い

SNS運用とSNS広告運用の違い

SNS運用の中にSNS広告運用が含まれていると考えて良いでしょう。主に「SNS運用」という言葉はアカウントの運用のみを示しますが、広義ではSNSの広告運用も含みます。
正確にはSNS運用という言葉は、SNSアカウント運用とSNS広告運用の2軸を意味するのです。

SNS広告についてより詳しくは下記記事をご覧ください。
【2023年】SNS広告とは?運用のポイント、具体的な種類や予算を解説

SNS運用はなぜ重要なのか

日本におけるSNS利用者数、利用率はともに2013年から2021年に至るまで上がり続けています。また2021年には既に80.9%もの人がSNSを利用しており、2024年にはさらに約200万人の利用者が増加するという推測がされています。このようにSNSの普及について考えるとSNSが非常に広大なプラットフォームであり、そこからの集客力、露出の規模感はとても大きいことは容易に想像ができます。

出典)「SNSのクチコミが購入・来店に与える影響調査(2022年)」AMN実施

SNSによる、ブランディングを行っている企業が多数派を占めるようになった今、SNS運用を行わないことは市場競争でのディスアドバンテージになりかねません。まだSNS運用を導入されていないのであれば、早急に導入を進めるべきです。

SNS運用のメリット

主なSNS運用のメリットはこれらのものがあります。

  • 認知度の向上
  • コストが低い
  • 消費者とコミュニケーションがとれる

ここからはメリットについて詳しく紹介します。

認知度の向上

SNSは不特定多数の利用者にアプローチでき、利用者同士で共有されることでさらに多くのユーザーにアプローチすることも期待できます。この拡散によって、通常のマーケティングでは難しい規模での爆発的な認知度向上が望めるでしょう。
潜在的な顧客層にもアプローチできるため、認知度の向上と共に新規顧客の獲得も期待されます。

コストが低い

SNSは基本的に無料で利用できるため、コストが非常に低いというメリットがあります。SNS以外の手法を用いて自社や商品の宣伝を行うことを考えると、広告費用など高額な費用が必要となるケースも。その点においてSNS運用は大きなメリットを持っているといえるでしょう。

消費者とコミュニケーションがとれる

SNSは利用者同士のコミュニケーションが前提となっています。企業の公式アカウントも例外ではなく、消費者とのコミュニケーションをとることが非常に容易です。
具体的にはコメントやDM、リツイートなどの共有といったものが挙げられ、SNS以外では難しい直接的なやり取りが可能となります。

SNS運用のデメリット

主なSNS運用のデメリットは以下の通りです。

  • 炎上の可能性がある
  • 長期的な戦略が必要
  • 運用コストが発生する

ここからはデメリットについて詳しく紹介します。

炎上の可能性がある

SNS運用において最大のデメリットは炎上の可能性があるということでしょう。不特定多数の目に触れるということは、様々な背景を持った個人と触れるということです。想定していなかった層にもアプローチしてしまうため、普段の広報活動よりも注意して発信しなければなりません。

加えて、ブランドイメージとかけ離れた行為にも注意が必要です。不適切な投稿をしてしまった場合、SNSの拡散力により炎上してしまい企業への悪影響は計り知れないものとなります。

長期的な戦略が必要

SNS運用は一般的に長期的な戦略が必要となります。一度発信しただけで自社が求める成果が出ることは考えにくいでしょう。どのような目的をもって発信し、どのようなコンテンツを作っていくのかといった部分から考える必要があります。

運用コストが発生する

運用コストが発生する点がデメリットです。もちろん、初期費用やランニングコストが抑えられるため相対的には低コストで運用可能です。

しかしSNS運用はかなりの業務量が必要となり、時間的コストや人件費はかかります。投稿頻度やSNS運用の目的にもよりますが、自社内に担当者を設ける必要がある場合も考えられます。間接的な部分でかなりのコストが発生してしまうでしょう。

SNS運用を始めるまでに決めるべきこと

SNS運用を始めるまでに「目的」「ターゲット」「使用するSNS」「運用する戦略」「運用マニュアル」を決めておくべきでしょう。

まずは、自社が何を目的としてSNS運用を行うのか明瞭にすることが重要です。目的が自社内でズレてしまっている場合や不明瞭な場合、SNS運用が非効率となってしまうため必ず設定しましょう。

その目的を達成するためにどの層をターゲットにするのか決定し、ターゲットに合わせたSNSを運用先として決定しましょう。その後は運用戦略を組み立て、実行していくことになります。

ここで忘れてはならないのが、運用マニュアルの策定です。運用する際のルール・基準が定まっていなければ、投稿者によって品質にバラつきが出る、不適切な投稿をしてしまうといったことに繋がることが予想されます。一定の品質とリスク回避のために運用マニュアルまで策定しておきましょう。

SNS運用を成功させるためのコツ

SNS運用を成功させるためのコツは以下の3つです。

  • 適切なSNSを使用する
  • 運用マニュアルを作成する
  • ニーズと共感を満たした投稿をする

SNS運用を始めるまでに決めるべきことでご紹介したように、適切なSNSを使用すること、運用マニュアルを作成することの2点は運用を成功させるために必要不可欠です。では「ニーズと共感を満たした投稿をする」とはどういうことなのでしょうか。

ニーズはその領域のプロだからこそ知っている役立つ情報やコンテンツを指し、共感は親しみやすさや面白さを示します。この2点を満たすことで、役立つ情報を目当てに人が集まり、企業やサービスに対して親近感を抱くようになるでしょう。

各種SNSの特徴

Instagram

Instagramの特徴について説明します。Instagramの特徴は主に3つあります。

●ビジュアルコンテンツ
インスタグラムは写真やビデオを中心としたプラットフォームです。そのため、ユーザーが一番目に付くのは美しい画像や魅力的なビジュアルであるため、ビジュアルにこだわる必要があります。

●ストーリーズ機能
インスタグラムには「ストーリーズ」と呼ばれる一時的なコンテンツを投稿できる機能があります。ストーリーズは24時間で消えるため、リアルタイムな情報や裏側の視点を提供するのに適しています。

●ハッシュタグの活用
インスタグラムではハッシュタグを活用してコンテンツを整理し、関連するユーザーにアクセスしやすくすることができます。ユーザーはハッシュタグで検索をすることが多いため、ハッシュタグがないと検索結果に表示されない可能性が高いです。

Twitter

Twitterの特徴は主に下記の3つになります。

●リアルタイムの情報共有
ツイッターはリアルタイムの情報共有に特化したプラットフォームです。ユーザーは「つぶやき」を通じて144字の字数制限のもとで短いメッセージやニュースを発信し、迅速なコミュニケーションを行います。

●ハッシュタグとトレンド
ツイッターではハッシュタグを活用して特定のトピックやイベントに関連するツイートを見つけることができます。トレンドに関連するツイートは注目されやすく、広範なユーザーにアプローチする機会があります。

●ダイレクトメッセージ
ツイッターではユーザー同士がダイレクトメッセージを送り合うことができます。企業は顧客との直接的なコミュニケーションやカスタマーサポートに活用することができます。顧客との丁寧なコミュニケーションを行うことでエンゲージメントの向上を図ることができます。

Facebook

Facebookの特徴は下記の3つになります。

●多様なコンテンツ
フェイスブックではテキストや画像、動画、リンクなど、さまざまなコンテンツ形式を活用できます。多様な形式のコンテンツを提供することで、ユーザーのインタラクティブを引きつけやすくなります。

●ターゲット広告とデモグラフィックターゲティング
フェイスブックは広範なターゲット広告機能を提供しており、ユーザーの属性や興味関心に基づいてカスタマイズされた広告を配信することができます。デモグラフィックターゲティングや興味関心の設定を活用することで、自社のサービスに興味を持ってもらいやすいユーザーに効果的に広告表示を行うことが可能となります。

●コミュニティとグループの活用
フェイスブックにはさまざまな興味関心やテーマに基づくコミュニティやグループが存在します。企業は自社の製品やサービスに関心を持つユーザーが参加しているコミュニティやグループに参加することで、ターゲットのオーディエンスとの関係を構築することができます。

SNS運用の注意点は炎上

デメリットでもご紹介しましたが、やはり最大の注意点は炎上でしょう。
SNSのメリットとなる影響力・拡散力ですが、悪い方向に働くこともあります。その代表例が炎上です。不適切な表現や投稿によって炎上してしまうことで、企業や商品に対して悪いイメージを抱いてしまう危険性があることをしっかりと把握しておきましょう。

ここで重要となるのが「炎上させない」だけではなく「炎上したらどうするか」を考えておくことです。もちろん炎上させないために配慮はすべきです。しかしSNS上には様々な人がいるもの。どのような要素が炎上を引き起こすのか予想がつかない部分もあります。
炎上が起こってしまった場合まで考えることで、最終的なダメージを最低限に留めましょう。

炎上の予防・対応策

  • 投稿のチェック体制を作る
  • 時勢や話題に配慮する
  • 炎上時の対応フローを作成する

SNS運用代行を検討した方がいいケース

ここまでSNS運用についてご紹介してきましたが、このような業務を代行会社に依頼することも可能です。
人材や時間などの運用リソースの不足、社内に運用ノウハウが無い、といった場合はSNS運用代行を検討することをおすすめします。一度やってみたが効果が本当に出ているのか分からない、上手くいかなかったといった場合も運用代行に依頼することで改善が期待できます。

SNS運用代行について詳しくは下記記事をご覧ください。
SNS運用代行とは?費用相場やメリット、おすすめの運用代行会社(企業)を徹底解説!

SNS運用代行はwithworkへ

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withworkでは、SNS運用代行サービス、「flackS」を提供しております。プライム市場上場のクロス・マーケティンググループの一員だからこそできる、マーケティング業務のプロ集団が、貴社のSNS運用をリードさせて頂きます。

まとめ

SNS運用にはメリットが多い一方で、炎上などのデメリットも多く存在します。SNS運用はまさに攻めのマーケティングといえるでしょう。SNS運用について、疑問や不安を感じている方は多いのではないでしょうか。そんな方々にとって本記事が一助となれば幸いです。

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株式会社ウィズワーク / 代表取締役社長
杉村 昌宏
監修者写真
1971年生まれ。 京都大学理学部を卒業後、大手総合商社に入社。衛星放送ビジネスなどの事業開発を手がける。2000年にリクルートへ入社。ネット事業などの企画、システム開発を担当。 2007年にクロス・マーケティングへ入社。2012年同社取締役就任(現任)。2014年クロス・マーケティンググループ取締役就任(現任)。 2019年にクロス・マーケティンググループの新規事業としてウィズワークを設立し代表取締役社長に就任。 クライアント企業におけるマーケティング領域での活動に、競合他社にはない「 コミュニケーション力と、確動性を備えた、高度ディレクター人材」「 マーケティングフレームと定量分析に基づいた、的確な運用提案力」を強みとしたデジタルアウトソーシング事業を展開している。