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【2023年】SNS広告とは?運用のポイント、具体的な種類や予算を解説

【2023年】SNS広告とは?運用のポイント、具体的な種類や予算を解説

現在は、SNSを利用することが当たり前の時代になっています。人々は、TwitterやInstagramなどのSNSで情報収集が日常であるため、SNSに広告を出すことが企業にとってとても効果的な方法でしょう。

しかし、SNS広告を実際に運用したいけれど、具体的にどういうものかを理解していないという方も多いかもしれません。そこで、本記事では、SNS広告の基本的な知識を中心に成功させるポイントまで説明していますので、SNS広告運用を始める前に参考にしてみてください。

SNS広告とは?

SNS広告とは、インターネット広告の一種で、FacebookやInstagram、Twitter、LINE、YoutubeなどのSNSに配信する広告のことです。SNS広告を配信することでこれらのプラットフォームで多くの人にアプローチすることができます。ユーザーにSNS上の広告を見てもらうことで、WebサイトやECサイトへの訪問、製品・サービスの購入を促進します。

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SNS広告の特徴

SNS広告の特徴として、以下の3点が挙げられます。

・新規顧客層へのアプローチが可能
・ターゲティングの精度が高い
・小額の予算で始められる

これらの特徴から、SNS広告はSNSマーケティングの入り口として運用しやすい方法といえます。

SNS広告の運用を始めるタイミング

SNS広告は、小額からでも始められる効果的な方法ではありますが、目的なく、むやみに始めると、求める効果を得られずに予算が尽きてしまいます。そのため、自社が集客に関してどのような現状化をきちんと把握してから、SNS広告を運用するべきかを考えることが必要です。SNS広告では、特に以下のような現状、目標を抱いている場合に行うとより効果を得られます。

既存の集客方法に限界を感じている

ウェブサイトの運用やリスティング広告などのデジタルマーケティングを既に行っているが、中々効果を感じられていない状況に陥ってしまっている方が多いかもしれません。SNS広告では、あらかじめターゲティングを行い、そのターゲットに対して広告を打ち出すことで、潜在的な顧客にアプローチをすることができます。また、SNSを利用している多くのユーザーに対して訴求できるため、数的な有利を得ることも可能です。

急速に認知度を上げたい

SNS広告では、SNSを利用している莫大な人数のユーザーが母数になっているため、企業が自社の製品やサービスに合ったターゲットを選定しても多くのユーザーに対して訴求を行うことができます。また、SNS広告は、SNSのサービスを利用するにあたって広告が必然的に見られる仕組みであるため、広告の内容次第では急速に認知を得ることもできます。

魅力的な印象を与えたい

SNS広告では、文章や画像だけでなく、動画なども広告のフォーマットとして利用できるため、リスティング広告やアフィリエイト広告などの広告よりもより強い印象を与えることができます。特にInstagramやTikTokでは、媒体の特性上、視覚的に優れた広告内容によって、顧客に対して製品・サービスをより魅力的な印象を与えることも可能です。

SNS広告のメリット

ディスプレイ広告やリスティング広告など様々なWeb広告がある中で、SNS広告を利用するメリットはどこにあるのでしょうか。SNS広告の特徴を踏まえて、SNS広告の主要なメリットを3つ紹介します。

精度の高いターゲティングができる

SNS広告の特筆すべきメリットは、ターゲティングの精度が高いことです。利用するSNSによって、多少の違いはあるもののユーザーがSNSを利用する際に、ユーザーは氏名や住所、興味のある内容など詳細な個人情報を入力することになります。また、SNS上でのユーザーの動き(「いいね」や「フォロワー」、「動画再生」など)もデータとして記録されているため、広告を出す際のターゲティングは、これらのデータを活用した細かい設定をすることができます。

新規顧客層を開拓できる

ウェブサイト運用やリスティング広告では、既に顕在化している顧客に対してアプローチする方法であるため、新たな顧客を開拓するのは難しくなっています。一方、SNS広告では、まだ自社の製品・サービスを認知していなかったり、そもそも、それに関する自身の課題や悩みを自覚していない潜在顧客に対して、アプローチすることができます。そうすることで、ニーズのある顧客を取りこぼすことなく、集客することに繋がります。

目標に応じた金額を設定できる

SNS広告では、利用するSNS媒体によって選択できる課金形態がいくつか設定されていて、自社のSNS広告での目標によって柔軟に金額を設定することができます。媒体によっては、100円から出稿することもできますが、短期間に大きな成果を得たい場合などは数十万から数百万ほどかかる場合もあります。

SNS広告のデメリット

SNS広告は、Web広告の中でも利用しやすくとてもメリットのある方法ではあるが、もちろんデメリットも存在しています。ここでは、SNS広告を行うにあたって、注意するべき点として、3つのデメリットを紹介します。

ターゲティングを間違えると効果が出ない

上で述べたようにSNS広告の一番のメリットとして「ターゲティングの精度の高さ」が挙げられます。この利点のため、ターゲティングを間違えてしまうと、望んだ効果を得ることが難しいです。出稿する際には、自身の製品・サービスの見込み顧客をきちんと調査し、ターゲティングを行うことでより効果的な広告運用を行うことができます。

広告の内容によっては効果が出ない

SNS広告は、上に述べたように始めやすい広告であるので、既に多くの企業が広告を出しています。そのため、広告の内容自体がユーザーの興味を引くのにとても重要な要素になります。競合他社よりもユーザーに与えるインパクトや印象に遜色があると顧客が他社に流れてしまい、中々効果が出ない場合があるでしょう。

継続的な管理、改善が必要になる

SNS広告は、運用型の広告であるため、一度広告を出して、放置したまま継続的な効果が得られるというものではありません。広告内容やターゲティング、配信期間、遷移先サイトの内容などを定期的に見直すことで効果を出し続けることができます。

主要なSNS広告媒体の種類と特徴

SNS広告は、現在、Facebook、Instagram、Twitter、LINE、Youtube、TikTokの6つが主に利用されています。SNS広告を運用していくには、まずこれらの媒体の特徴を把握してからどの媒体に出稿するかを決めましょう。下記の一覧表では、6大SNSのアクティブユーザー数とその特徴をまとめたので、参考にしてみてください。

 

アクティブユーザー数(月間) 年齢層 広告の特徴
Facebook 2,600万人(2019年7月) 20~40代 ターゲティングの精度が高い
Instagram 4,610万人(2022年1月) 10~60代 静止画だけでなく、動画による配信
Twitter 5,895万人(2022年1月) 20~40代 リアルタイム性、拡散力が高い
LINE 9,400万人(2022年12月) 10~60代 普段SNSを利用しない人も対象
Youtube 7,000万人(2022年10月) 10~60代 幅広い年齢のへのアプローチ
TikTok 1,700万人(2021年8月) 10~20代 若者世代に特化した配信

 

Facebook

Facebookの特徴は、実名制であることです。「氏名」や「年齢」、「キャリア」、「趣味・関心」などの具体的な個人情報が明らかであることで、他のSNS広告よりも高い精度のターゲティングを行うことが可能になります。

広告費用は、インプレッション課金(1,000回表示されるごとに100円~500円)とクリック課金(リンクや広告がクリックされるごとに100円~200円)の2つの形態があり、費用のコントロールがしやすく、少額でも始めやすいといえます。

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Instagram

Instagramの特徴は、画像や動画の見た目、ビジュアルによる影響力が強いことです。ビジュアル訴求に優れていることでターゲットに魅力的な印象を与えやすくなっています。
また、Instagram自体はFacebookと比べ匿名登録者が多いものの同じMeta社が提供しているサービスであることでFacebookに登録された個人情報も活用した精度の高いターゲティングが可能になっています。

広告費用は、インプレッション課金(1,000回表示されるごとに100円〜500円)とクリック課金(リンクや広告がクリックされるごとに100円〜200円)、動画再生課金(動画が10秒以上再生されることで発生。1再生当たり4〜7円程度)、インストール課金(アプリが1インストールされるごとに100円〜150円程度)の4つの形態があります。広告の予算を柔軟に設定することはできますが、認知度を急速に高めたい場合は、数十から数百万円ほどの予算が必要になります。

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Twitte広告

Twitterの特徴は、リアルタイム性と拡散能力にあります。Twitterの「つぶやき」や「トレンド」という特性によって、リアルタイムでTwitter利用者に広告を表示することができます。また、#(ハッシュタグ)というタグ付の機能によって、ユーザーが自発的に拡散する可能性があります。

広告費用は、インプレッション課金(1,000回表示されるごとに400円~650円)とクリック課金(リンクや広告がクリックされるごとに24円~200円)、動画再生課金(1再生当たり5円~20円程度)、インストール課金(アプリが1インストールされるごとに100円〜250円程度)に加えて、フォロー課金(広告経由で1フォローされるごとに40円~100円)、エンゲージメント課金(広告に対してユーザーがリツイートやいいねなどのアクシデントを起こすごとに40円~100円)の6つの形態があります。リツイートされた広告に対する二次的なエンゲージメントについては課金が発生しないため、広告費を抑えられる場合もあります。

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LINE

LINEの特徴は、圧倒的なアクティブユーザー数にあります。他のSNSを利用していない人でもLINEだけは利用しているという人が多く、幅広い層にアプローチすることができます。また、配信面が多様でLINE NEWSやLINEマンがなどLINEが提供している様々なサービスに配信することができます。

広告費用は、インプレッション課金(1,000回表示されるごとに400円~1,000円)とクリック課金(リンクや広告がクリックされるごとに40円~150円)、友達追加課金(友達が追加されるごとに100円~400円)の3つの形態があります。1日100円から出稿できますが、LINE広告の公式ページでは月30万円での出稿を3ヶ月以上継続することで配信効果が安定して得られる傾向にあると示されています。

Youtube

Youtubeの特徴は、広告の構造とユーザー層にあります。Youtube広告は、テレビCMのようにコンテンツの合間に再生されたり、スキップできないものがあったりとユーザーに広告が視聴してもらいやすい構造になっています。また、小学生などの子供からおじいちゃん、おばあちゃんなどのお年寄りまでYoutubeを利用しているため、幅広い広告に対応することが可能です。

広告費用は、インプレッション課金(1,000回表示されるごとに300円〜700円)とクリック課金(リンクや広告がクリックされるごとに2円〜30円)の2つの形態があります。また、Youtubeの動画広告の費用は、再生時間と回数によって決定されるため、既定の再生時間、回数に達していなければ課金されることがないです。

TikTok

TikTokの特徴は、10代、20代前半の若者に対して絶大な影響力があることにあります。若者層は、流行に敏感で消費行動が早いため、ニーズにはまれば爆発的なヒットを生じさせることが可能です。また、目的なく利用するというユーザーが多いという媒体の特性上、広告が最後まで視聴されやすい特徴があります。

広告費用は、インプレッション課金(1,000回表示されるごとに100円~1,000円)とクリック課金(リンクや広告がクリックされるごとに30円~100円)、動画再生課金(1再生当たり5円~60円程度)、期間契約型課金(チャレンジ広告のベーシックプランで1,000万前後、インフィード広告で42万円~625万円)の4つの形態があります。短期的に大きな効果を得られる可能性がある一方、広告費用は他の媒体よりも高額なものが多いため、費用をなるべく抑えたい人よりかは短期集中的に出稿したい人向けだといえます。

SNS広告運用を成功させる重要な3つのポイント

これまで説明してきたようにSNS広告を運用することは、顧客獲得にとても有効な方法ではありますが、少なからずデメリットも存在しています。せっかく運用を行うなら、きちんと成果を出したいと思っているはずです。そこで、ここでは、SNSの広告運用を成功させるために重要なポイントを3つご紹介いたします。

広告運用の目的、目標を定める

SNS広告を行うにあたって、なぜSNS広告運用を行うのかを明確にすることが必要です。今まで述べてきたSNS広告の特徴やメリットから、とりあえずSNSに出稿すれば潜在顧客を獲得できるなどの理由で始めても大した効果も出ずに予算を浪費するだけで終わってしまいます。広告運用を行う前に運用の目的と目標を設定してから、始めることで成果を得るための運用を継続していきやすくなります。

ターゲティングを徹底する

既にメリット、デメリットの章で触れましたが、SNS広告を運用するにあたって、ターゲティングはとても重要な要素です。ターゲティングをいい加減に行ってしまうとSNS広告の効果が大幅に減少することに繋がってしまいます。自社の製品・サービスを利用してくれるであろう潜在顧客を見つけ、アプローチすることが重要です。

目的を忘れず、定期的にメンテナンスを行う

SNS広告は、長期的に運用していく広告であるため、運用期間が長ければ長くなるほど、何を目的にSNS広告を出しているかを忘れてしまう可能性があります。その広告が誰に何をどのタイミングで伝えたいのかをきちんと把握しながら、運用を続けることで、始めた当初の目標を達成しやすくなります。

おすすめのSNS広告運用会社3選

これまで述べてきた点を通して、実際にSNS広告を運用していくには、個人、自社での運営、フリーランスへの依頼などの方法があります。ここでは、運用代行業者に依頼する方法について説明します。

SNS広告運用は、始めやすいといっても個人、自社に全くノウハウがない状態ではやはり始めるハードルが高かったり、成果が出るまで時間がかかってしまいます。専門の業者による代行やサポートを受けることで、望んでいる成果を効率的に得ることができるでしょう。

ここでは、おすすめのSNS広告の運用代行会社を3社紹介します。

株式会社withwork

withwork flacks

withworkが提供しているflackSはFacebook、 Instagramの広告に対応しているサービスです。ネットリサーチが特徴で市場、顧客、認知度の調査を行い、「現状分析」、「今後の設計」を提案してくれます。

株式会社ココラブル

株式会社ココラブル

株式会社ココラブルは、Facebook, Twitter, Instagramなどの広告に対応している企業です。画像だけでなく、動画を含めた良質な広告の制作が特徴です。また、広告自体だけではなく、広告からの遷移先サイトを含めた導線を検証したり、改善策を提案してくれます。

株式会社キーワードマーケティング

株式会社キーワードマーケティング

 

株式会社キーワードマーケティングは、Facebook, Twitter, Instagram, LINEなどの広告に対応している企業です。国内でも数少ない正規広告代理店で300社以上に及ぶ様々な業種への運用支援実績があります。また、SNS広告の運用の代行だけでなく、コンサルティングも行っているところが特徴です。

まとめ

本記事では、SNS広告の運用について説明していきました。SNS広告には、小額からでも始められ、潜在顧客へのアプローチも可能という利点があるものの運用目的やターゲティングなどの注意点も存在します。これから、SNS広告の運用に挑戦してみようと考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

 

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株式会社ウィズワーク / 代表取締役社長
杉村 昌宏
監修者写真
1971年生まれ。 京都大学理学部を卒業後、大手総合商社に入社。衛星放送ビジネスなどの事業開発を手がける。2000年にリクルートへ入社。ネット事業などの企画、システム開発を担当。 2007年にクロス・マーケティングへ入社。2012年同社取締役就任(現任)。2014年クロス・マーケティンググループ取締役就任(現任)。 2019年にクロス・マーケティンググループの新規事業としてウィズワークを設立し代表取締役社長に就任。 クライアント企業におけるマーケティング領域での活動に、競合他社にはない「 コミュニケーション力と、確動性を備えた、高度ディレクター人材」「 マーケティングフレームと定量分析に基づいた、的確な運用提案力」を強みとしたデジタルアウトソーシング事業を展開している。