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makeshopとは?使いにくいとの評判や料金、事例、在庫管理を解説

makeshopとは?使いにくいとの評判や料金、事例、在庫管理を解説

近年、多くの企業がオンラインストアを開設し始めています。日本で定評があり、多彩なカスタマイズ機能で支持を得ているショッピングカートプラットフォーム「makeshop」をご存知でしょうか?今回は「makeshop」のメリット・デメリット、料金、豊富な機能について詳しく解説します。 「makeshop」の導入を検討している企業の方は是非チェックしてください!

makeshopとは?

makeshopは、GMOメイクショップ株式会社が運営する、日本で有名なASPショッピングサービスです。

本社は東京都港区。makeshop は、22,000を超えるストア、1,700億を超える発行部数、4,000万のストア会員を擁する、日本最大のショッピング カート ASP サービスの 1 つであり、豊富な機能と集客力で多くの企業から評価を得ているショッピングカートです。

【公式サイト】https://www.makeshop.jp/

他のサービスとの比較

・shopify
ECサイト構築のための有名なプラットフォームといったらまず浮かぶのがshopifyでしょう。shopifyについても詳しく解説しています。

【関連記事】shopify制作代行会社おすすめ12選!費用相場や選定のポイントを詳しく解説

・EC-CUBE
EC-CUBEは日本No.1のECオープンソースプラットフォームです。インストールが無料という点も珍しいといえるでしょう。EC-CUBEの詳しい費用について、こちらで詳しく解説しています。
【関連記事】EC-CUBEの運用方法とは?利点や費用相場、おすすめの代行会社を紹介

・WordPress
WordPressはECサイトに用いられているイメージがないかもしれませんが、意外にも、WordPressで構築したサイトがいくつかあります。事例も含めて紹介しているため、この記事を参考にしてください。
【関連記事】WordPressでECサイトは構築可能?事例や作り方、運用方法の解説

makeshopの特徴

makeshopの特徴を解説します。

低価格

makeshopサービスは、他のネットショップ構築サービスに比べても低価格であることが特徴です。

お客様の要件に基づいて料金プランを選択できますが、同様の機能を持つサービスと比較すると、当社のサービスは最も費用対効果が高いと考えられています。

低価格であれば広告などの他の場所に費やすための資金を調達することも容易になります。

集客力

ネットショップを出しても人に知られなければ商品は売れません。makeshop では、オンラインストアの成功に不可欠な顧客エンゲージメントに最初から焦点を当てており、常に機能を開発し、サービスを改善しています。

独自の集客ルートとサービスを確立したことで、初めてネットショップを始める方や、すぐに売りたいという方にも対応できます。

makeshopのメリット

makeshopを使うメリットを紹介していきます。

多彩なカスタマイズ

細かく設定できる173種類のデザインテンプレートに加え、HTMLやCSSを使って最大10,000文字のカスタムページを作成できるなど、オリジナルデザインが作れる専用テンプレートも用意しています。

テンプレートを使用するだけでビジネスを成功させることができますが、他のサイトと差別化して売り上げを伸ばすために、デザインを好きなだけカスタマイズすることをお勧めします。

自分だけのオリジナルネットショップを開きたい方や、将来的に大規模なネットショップを運営したい方にお得なサービスです。

業界トップクラスの豊富な機能

makeshopは現在651の豊富な機能を搭載しており、製造から運用、集客までを1カ所で行うことができます。

サイト構築機能以外にも、売店ならではの機能がたくさんあります。特に、Googleアナリティクスタグや広告タグを出品に埋め込む機能や、会員登録後の自動返信メール機能、在庫数をわかりやすくまとめた在庫マトリックス閲覧機能など、ユーザーエクスペリエンスを向上させ、売上を伸ばす機能です。

また、会員限定のログイン制限や会員制・BtoB通販に対応したポイント還元の設定など、オプション機能も充実しており、あらゆるニーズに対応できます。

安心のサポート機能

makeshopは、機能性やデザイン性だけでなく、サポートの幅が広いです。

新しくネットショップを始める方、ネットショップの運営や販売でお困りの方は専門のECコンサルタントが無料でサポートします。電話、メール、オンライン掲示板、業界初のデザイン掲示板など、さまざまなサポート体制が整っています。

makeshopは機能はたくさんあるけれどどれを使えばいいのかわからないという方や、初めてネットショップの作り方がわからない初心者の方でも安心してご利用いただけます。

makeshopのデメリット

続いて、makeshopのデメリットについて紹介します。makeshopは本当に使いにくいのでしょうか。

固定費が高額

makeshopは高度な機能が多いため、固定費が他のプラットフォームより高く設定されています。

makeshopの基本プランであるプレミアムプランは、初期費用1万円+月額1万円、GMOグループが展開する「カラーミーショップ」は月額3,240円+月額900円。

コスト面だけを重視するとコストは高くなりますが、豊富な機能と質の高いサポートを受けることができます。

高いスキルやノウハウが求められる

makeshop は 651 の豊富な機能と 173 種類のデザイン テンプレートを備えており、独自にカスタマイズしてオリジナルのオンラインショップを作成できます。

独自のデザインを作成する場合、HTML データを入力する必要があり、HTML を知らない人にとっては難しい作業です。

また、オンラインストアの作成方法に関する知識がないと、豊富な機能を使用できないなどの問題が発生する可能性があります。操作に慣れることで解決する場合もありますが、場合によっては専門業者に委託するなどの方法もあります。

種類が多いゆえの不便さ

makeshopはECサイト制作の際に追加できる機能やコンサルティングサービスの種類が豊富です。しかし、その分サービスの選定にも時間がかかります。makeshopに限らず、種類が多いということはメリットにもなる一方で複雑、煩雑でわかりにくいというデメリットもはらんでいるのです。

また、電話やメールのサポートではサポート内容の線引きのしにくさがあります。実際にサポートを受けようと問い合わせてもサポート外であると返答されてしまうこともあるようです。

 

 

makeshopの評判

口コミ、レビューサイトやSNSで見つけたmakeshop利用者の実際の声を紹介します。

・定期購入のサイクル変更を顧客のマイページで変更できるため工数削減になった
・欲しい機能をオプションででつけれる
・サポート内容が良かった
・ギフトオプション機能の評判がよい
・多機能のわりには費用が安い
・思い通りのサイト作成が可能
・決済機能が豊富

多機能で、サポートが充実している点を良い点と挙げる利用者が多く感じました。

・メルマガで送付したメールを自店舗に送信できないため、送信したメールを確認できない
・顧客が自分で誕生日を変更できるため、クーポンを何度も使える状態になっていないか不安
・サポート時間が変更される場合がある
・Amazon Payは自動で実売上処理ができるが楽天ペイはマニュアル処理を必要とし、非効率であるため解約した
・サーバーが重いときがある
・標準で使えるサーバー容量が100MBと少ない
・分析機能をもっと充実させてほしい

悪い点は、利用者により違う点を挙げていることが多いため細かいシステムに不満がのこるのかもしれません。しかし、多くの人が共通して改善して欲しいと述べていることは無かったためmakeshopの評判は悪くないといえるでしょう。

makeshopの連携機能

makeshopには連携できる豊富な機能があります。

各種モールとの連携

モールとmakeshopを連携させると、makeshopに登録している商品をそのままモールに出品できるほか、在庫管理がしやすくなるというメリットがあります。それぞれ、どのモールと連携するかにより利用できる機能が異なるため、詳しくはmakeshopホームぺージをご覧ください。

対応モール
・Amanon
・Yahoo!ショッピング
・LINEショッピング

広告機能との連携

集客するためには広告は非常に重要です。離脱客にアプローチするリターゲティング広告やgoogleの検索結果に商品画像を表示させるgoogle商品リスト広告、第三者がSNSやブログなどで商品を宣伝するアフィリエイト広告があります。

  • リターゲティング広告
  • google商品リスト広告
  • アフィリエイト広告

LINE連携

LINEは日本において利用者がトップクラスに多いため、うまく活用すれば高い効果が得られるでしょう。決済サービスの利用や公式アカウントによるメッセージの配信などがあります。

アイテムポスト

アイテムポストとは、大手サイトや提携サイトへ自動で商品を出品する機能です。提携サイトを経由して商品の購入がおこなわれたときだけ手数料が発生します。例えば、先ほど挙げたモール以外にも価格ドットコム、GMOポイントモールなどがあります。

Instagramショッピング機能

Instagramには、投稿された商品情報から商品ページへ直接遷移することができる機能があります。また、商品ページから購入することができるため商品の認知から購入までをシームレスにつなぐことができる点が魅力です。Instagramの利用者は比較的消費意欲の高い若年女性が多いため、効果が得られるでしょう。

makeshopの料金体系

makeshopは、「プレミアムショッププラン」と「makeshopエンタープライズプラン」の2つの料金プランが存在します。

プレミアムショッププラン

初期費用:10,000円(税抜)
月額:10,000円(長期契約で最大30%割引で7,000円)
製品数:10,000

ネット販売店ならではの特徴を網羅。 100万円以上の売上を目指す方におすすめのパッケージです。テンプレートだけでなく、カスタムデザインもカスタマイズできます。

makeshopエンタープライズプラン

初期費用: 100,000円(税抜)~
月額:50,000円~(税抜)
製品数:50,000

このパッケージは大企業向けです。プレミアムショッププランには、システムのカスタマイズ、メルマガ見放題機能、専用のカスタマーサポートなどの機能が追加されています。業界最高スペックの大容量サーバーや店舗専用のカスタマーサポートなど、大型店舗でも安心してご利用いただけるサポート機能をパッケージ化します。

makeshopで在庫管理する方法

ECサイトを運営する上で、在庫管理は重要です。makeshopでは、ショップの商品の在庫が確認でき、商品が少なくなったらメールでお知らせする機能もあります。

makeshopオンラインマニュアル

makeshopを利用したECサイト事例

実際にmakeshopを利用したECサイトの事例を紹介します。

磯丸水産 お届けグルメショップ SFPホールディングス株式会社

磯丸水産 お届けグルメショップ SFPホールディングス株式会社

コスト面と使い勝手のよさからmakeshopを選んだそうです。実店舗もあるため、機会損失が起きないように在庫管理を徹底しています。また、手元にストックできる在庫数が限られているため、 仕入れのタイミングも調整しています。

RealBvoice リアルビーボイス 株式会社ハスラック

RealBvoice リアルビーボイス 株式会社ハスラック

Worldshopping bizと連携することで海外への販売を可能にしています。無料で簡単に連携できるようです。また、サイトはユーザーがストレスなく閲覧できるよう、ナビゲーションの見直しや検索機能の強化、ページの読み込み速度の改善など、サイト設計に気を付けているようです。また、限定セールやノベルティプレゼントキャンペーンなどを実施することで、顧客の購買意欲を高めることを意識しています。

Wine&Whisky Vin et Bonheur 株式会社吉岡屋

Wine&Whisky Vin et Bonheur 株式会社吉岡屋

予約販売機能を活用し、商品の先行予約を導入しています。事前に決済を完了してもらえるため、購入数に応じた柔軟な仕入が出来る仕組みです。
また、実店舗の特徴をネットショップ上でも表現できるように新商品掲載を頻繁に行っているという特徴があります。リアルとネットの同時イベント等も実施しているようです。

まとめ

業界最大級のオンラインストア、makeshopをご紹介しました。makeshopは豊富な機能と高いカスタマイズ性に定評があり、多くの企業から数多くの導入実績があります。システムが優れている分スキルや知識が必要になる場合もありますので、必要に応じてアウトソーシングを検討し、満足のいくオンラインストアを運営してください。 makeshopの導入を検討している企業様に少しでもお役に立てれば幸いです。

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株式会社ウィズワーク / 代表取締役社長
杉村 昌宏
監修者写真
1971年生まれ。 京都大学理学部を卒業後、大手総合商社に入社。衛星放送ビジネスなどの事業開発を手がける。2000年にリクルートへ入社。ネット事業などの企画、システム開発を担当。 2007年にクロス・マーケティングへ入社。2012年同社取締役就任(現任)。2014年クロス・マーケティンググループ取締役就任(現任)。 2019年にクロス・マーケティンググループの新規事業としてウィズワークを設立し代表取締役社長に就任。 クライアント企業におけるマーケティング領域での活動に、競合他社にはない「 コミュニケーション力と、確動性を備えた、高度ディレクター人材」「 マーケティングフレームと定量分析に基づいた、的確な運用提案力」を強みとしたデジタルアウトソーシング事業を展開している。