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自社ECは初心者には難しいのか?運営のポイント、成功事例を紹介

自社ECは初心者には難しいのか?運営のポイント、成功事例を紹介

自社ECの作成を検討中の方は、自社ECは初心者には難しいのではないかと不安を抱えている方もいらっしゃるかもしれません。本記事では、EC自社運営初心者の方に向けて、自社ECの基礎知識やメリット、ポイントを詳しく説明しています。これから自社ECを作るかお悩みの方はぜひ参考にしてください!

自社ECは難しいのか?

自社EC初心者の方に向けて、まずは自社ECの基礎知識を説明していきます。

自社ECとは?

自社ECとは企業がドメインを取得し、独自に構築したECサイトのことをいいます。自社ECでは自社でEC運営を一貫して行うため、自由度が高いのが特徴です。自社ECの他にECモールという運営手法もあります。ECモール運営は自社サイトは作らず、YahooやAmazon等のモールを利用して運営します。

■ECサイトの運営方法が気になる方はこちらをご覧ください。
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自社ECとモール型ECの違いとは?

自社ECとモール型ECはサイトの運営主体が自社かショッピングモールか以外にも異なる点があります。例えば自社ECは自由にキャンペーン施策やwebサイトのデザインが可能ですが、ECモールは運営主体によって施策の範囲が制限されてしまいます。また、自社ECは一からサイトを構築するため元から知名度の高いECモールに比べると集客が難しいという点も上げられます。

■ECモールの運営企業の特徴について詳しく知りたい方はご覧ください。
【徹底比較】ECモールとは?運営企業の特徴・メリット解説!

自社ECは難しいのか?

モール型ECと比較したときに、初心者が自社ECの運営をすることは難しいと考えられます。前述した通り、自社ECは1からECサイトを立ち上げて集客を行っていく必要があるため、マーケティングの知識やノウハウ、ECサイト構築の知識が必要になります。一方のECモールはそのような知識は必要ないため、ECモールと比較すると自社ECは初心者には難しい場合が多いでしょう。しかし、マーケティングの知識がある場合は、EC運営初心者でも売り上げを獲得していくことは可能だと考えられます。

自社ECのメリット

自社EC立ち上げのメリットを説明します。

・高い利益率を得られる
・ブランディングしやすい
・施策の自由度が高い

それぞれ詳しく説明します。

高い利益率を得られる

ECモールだと運営手数料が取られるため、利益率が下がってしまいます。しかし自社ECであれば自社サイトで運営するため無駄な手数料は取られないため長期で見れば、自社ECの方が利益率は高くなるというメリットがあると考えられます。

ブランディングしやすい

自社ECではサイトのデザインや施策等を自由に決定できるため、機能制限の多いECモールよりも自社のブランディングが行いやすく、ECモールに比べ顧客のリピート率が高くなる傾向にあります。

施策の自由度が高い

自社ECは自由度が高く、様々な施策を実行できるのが特徴です。例えば、自社サイト内で利用できるポイントの作成やキャンペーン施策が実行でき、これらは顧客のリピート率を上げる効果があります。

自社ECのデメリット

自社ECのデメリットを紹介します。

・集客が難しい
・コストがかかる

集客が難しい

自社ECの欠点として集客が難しいということが挙げられます。ECモールであれば、YahooやAmazonのようにECモール自体の知名度があるため集客はそれほど大変ではありません。しかし自社ECにおいて、知名度が全くない状態からサイトを作る場合、顧客の自社ECへの直接的なアクセスを獲得するための施策を考える必要があります。

コストがかかる

自社ECの場合はモール型ECと比べてコストがかかることが挙げられます。ECサイトの作成が決定したらまずはインフラの構築にコストをかけなければなりません。サーバーの購入、設定、セキュリティ対策、データベースの管理などです。ECモールと比べて手間が多いためEC運営代行を利用する選択肢もありますが、結局は費用面でコストがかかってしまいます。

自社EC成功のポイント

自社ECを運営していく上で成功するためのポイントを説明します。

マーケティングの実施

自社ECはブランドの知名度が低い場合、ECモールと比較して集客が難しいです。そのため、自社サイトへのアクセス数を上げるために、SEO対策やリスティング広告等のwebマーケティング施策やSNSマーケティングを実施する必要があります。自社ECへ安定的に集客できるようになると、ECモールよりも高い利益率で運営していくことが可能になるためwebマーケティングの実施は重要なポイントだと考えられます。

■SNSマーケティングを詳しく学びたい方はこちらをご覧ください
SNSマーケティングとは?具体的な手法、実行の流れを徹底解説!

キャンペーン施策を実施

自社サイトへのアクセス数をあげることができたら、続けてリピート率をあげていくためにキャンペーンの施策が必要になります。例えば、自社サイト専用のポイントやクーポンを配布することでリピートを促すという方法が考えられます。リピート率をあげるためのキャンペーン施策は安定した売り上げを獲得するための重要なポイントです。

難しい自社ECでの成功事例

実際に自社ECでの成功事例を大規模なECサイトと小規模なECサイトの2つの側面から紹介します。

ユニクロ

自社EC成功事例1

ユニクロは非常に有名なECサイトのうちの1つです。実際に利用したことがある方にとってはその使いやすさが理解できるでしょう。クーポンの発行やセールの告知など顧客を取り込む工夫がとても多くされています。多くのラインナップを種類ごとにわけ、チャットサポートやサイズがわかりやすく記載されているなど参考になる点が多くあります。

vaultroom

自社EC成功事例2

続いては比較的小規模な自社ECサイトの紹介です。vaultroomはゲーミングコミュニティですが、アパレルも販売しており、販売直後に完売してしまうほどのブランディング力があります。コラボ企画の動画やイベントの宣伝も兼ねているサイトで、このオリジナル性とスタイリッシュさをECモールで作り上げることは難しいでしょう。また、SNSで宣伝しECのサイトに誘導しているため、自社ECのデメリットである「集客が難しい」という点を補っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事では、自社ECについて説明しました。自社ECは集客が難しいという欠点がある一方で、ブランディングしやすい、施策の自由度が高いなどの利点があります。これから自社ECを作成しようと考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

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株式会社ウィズワーク / 代表取締役社長
杉村 昌宏
監修者写真
1971年生まれ。 京都大学理学部を卒業後、大手総合商社に入社。衛星放送ビジネスなどの事業開発を手がける。2000年にリクルートへ入社。ネット事業などの企画、システム開発を担当。 2007年にクロス・マーケティングへ入社。2012年同社取締役就任(現任)。2014年クロス・マーケティンググループ取締役就任(現任)。 2019年にクロス・マーケティンググループの新規事業としてウィズワークを設立し代表取締役社長に就任。 クライアント企業におけるマーケティング領域での活動に、競合他社にはない「 コミュニケーション力と、確動性を備えた、高度ディレクター人材」「 マーケティングフレームと定量分析に基づいた、的確な運用提案力」を強みとしたデジタルアウトソーシング事業を展開している。