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おすすめ越境EC運営代行会社7選!エリアや技術ごとの得意分野まとめ

おすすめ越境EC運営代行会社7選!エリアや技術ごとの得意分野まとめ

みなさんは「越境EC」をご存知でしょうか。最近、市場が拡大し続けているビジネスとして注目されています。

「海外進出に興味があるけれど、Amazonに出店するだけでいいのか」「海外の顧客向けの販売で利益を上げたい」という方は越境EC運営を代行会社に依頼してみてはいかがですか。

この記事では越境ECについての基礎的な知識から本格的な運営方法について幅広く紹介しています。

〈越境EC運営代行会社おすすめ7選〉

◾️モール型に特化した代行会社
株式会社ウィズワーク
◾️自社での越境ECサイト運営に強い代行会社
株式会社飛躍
ジェイグラブ株式会社
◾️中華圏に強い代行会社
株式会社fcafe
JUTOU株式会社
◾️その他エリアでおすすめの代行会社
フォーカスアメリカコーポレーション
株式会社オロ

越境ECとは

越境ECとは、インターネット上で国境を越えて行う電子商取引(EC)のことです。

購買者目線では海外のECサイトで商品を購入して自国に取り寄せることをいい、販売側ではECサイトで海外の顧客向けに商品を販売することをいいます。

おおまかに分類すると、自社で越境ECサイトを運営する方法と、Amazonをはじめとする海外のECモールに出店、出品する方法があります。

オリジナルの越境ECサイト運営

越境ECを運営する方法の一つである自社での運営は、どの国や地域を対象とするか考え、言語や決済システムなどを決定しシステムを作りこんでいく必要があります。この場合はほとんどの企業がECプラットフォームを利用しています。

ECプラットフォームとは、ECサイトを構築するソフトウェアやシステムのことです。このプラットフォームではECサイトを構築しやすいようにサービスが提供されています。

例えばShopifyというECプラットフォームは世界でトップクラスのECサイト作成サービスです。世界各国の決済方法や言語がカバーされているので、越境ECに向いているという特徴があります。

海外のモールに出店するEC運営

もう一つの越境ECを運営する方法として、海外のECモールに出店する方法があります。

自社でECサイトを構築する必要はありませんが、競合することになる点、手数料が必要になる点などがデメリットです。

Amazon以外にも、中国の天猫などが有名なECモールとして挙げられます。

ECモールについて詳しく知りたい方は、下記記事をご参考ください。
【関連記事】【徹底比較】ECモールとは?運営企業の特徴・メリット解説!

越境ECが注目されている理由

日本で越境ECが注目されている要因としてはさまざまなことがあります。

海外における日本製品の需要の増加

海外からの旅行者が日本で「爆買い」しているというニュースからもわかるように、日本製品には大きな魅力があります。

越境ECを利用して海外の顧客を取り込むことができれば大きく利益を上げられるでしょう。

実店舗よりも運営が容易

ECサイトを利用したビジネスは、確実に実店舗の運営よりも簡単に行うことができます。

それは最近の技術の発達によるもので、例えばAmazonへの出品は非常に難易度が低くなっており、身分証明書とクレジットカードがあれば誰でも始めることができます

国内市場縮小の懸念

日本は少子高齢化や人口減少により市場が縮小するといわれています。今後の確実な予測を立てることは難しいものの、成長スピードが遅くなることは間違いないでしょう。

一方で越境ECの規模は年々拡大しており、令和3年における中国消費者による日本事業者からの越境EC購入額は2兆1,382億円(前年比9.7%増)、米国事業者からの越境EC購入額は2兆5,783億円(前年比11.5%増)となっています。

越境ECを運営する際の注意点

国内での取引とは違い、越境ECでは注意しなければならないことも多くあります。

為替変動

海外と取引を行うということは外貨を利用することになります。

最近は世界情勢の変化により為替相場が不安定になりました。売り上げの分析のためにもある程度為替に関する知識を持っておくべきでしょう。

配送料

越境ECということは、国内よりも配送料がかかるということです。そのため、低価格であることを売りにしているとなかなか利益を上げられないかもしれません。

また、EC利用者の増加に伴い世界的に配送量が増え、各国で人件費など配達コストが上昇しています。そのため2022年は、サービス維持のための物流業者による国際郵便料金の軒並みの値上げが1月と6月に2度ありました。しかし配送料の値上げがこれで止まったとは言いきれず、また値上げする可能性もあります。

関税

商品の輸出入には関税法が関わっています。

日本では自由に取引できる商品でも海外では取引が禁止、規制されていることもあります。例えば、中国においては環境保護と安全上の理由から古着の輸入は禁止されています。このように、ターゲットにしたい地域の国の法律についても頭に入れておく必要があります。

越境ECサイトの運営代行の業務内容-自社サイトの場合

自社の越境ECサイトの運営代行を依頼した場合の業務内容を説明します。

サイトのシステム構築

shopifyなどのECプラットフォームが提供しているサービスを用いてサイトを作りこみます。既にサイト、システムがある場合には手を加えてアップグレードする場合もあります。

shopifyについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参考ください。
shopify制作代行会社おすすめ12選!費用相場や選定のポイントを詳しく解説

運営

注文の処理から発送までの一連の業務です。

さらには、集客を目指すためにマーケティング分析を行いユーザー目線で使いやすく分かりやすいサイトにするなどの販売催促関係の業務、加えて顧客対応などがあります。

越境ECの運営代行の業務内容-モールを利用する場合

モールを利用した越境ECの運営代行を依頼した場合の業務内容を説明します。

モールとの出店契約、アカウント作成

海外諸国のモールとの契約、アカウント作成、商品ページのデザインなどが挙げられます。

Amazonなど代行依頼せずに簡単に出店できるモールもありますが、全く知らない言語で運営されているモールはどうでしょうか。なかには契約方法が複雑なものもあります。その点、代行会社に依頼すればスムーズに出店することができます。

運営

モールに出店する場合の運営は、自社でのECサイトの運営とは異なります。

競合他社が多いため顧客がモールで商品検索したときに、どのくらい上位に自分のページが表示されるかが重要になるのです。そのためには出品したあとの顧客対応、レビューの投稿を促す技術が必要です。

それに加えて越境ECには言語や文化の壁があります。現地の顧客と円滑なコミュニケーションをとるには、その地域に精通した人による文化理解が欠かせません。

越境EC運営代行会社を選ぶ際のポイント

越境EC運営代行会社を選ぶ際に確認すべきポイントを紹介します。

ターゲットにしたいエリアが得意分野であるか

エリアや国ごとに関税などの法律から言語、顧客のニーズは全く異なります。おおまかに分類すると、中華圏、アジア諸国、北米、中南米、アフリカ、中東、ヨーロッパに分けられます。

例えば、アフリカの顧客をターゲットにしたいのに北米においての実績がある代行会社に依頼しても上手くはいかないでしょう。なぜならばアフリカにおいてはクレジット決済がまだ一般的ではないためです。

このように、その地域に精通しているコンサルタントがいる代行会社を選びましょう

求めている業務を代行してもらえるか

オリジナルサイトのシステムの作成を依頼するのか、モールへの出店、運営のサポートを依頼するのかしっかりと確認しましょう。

一言に「越境ECの運営」といってもモールでの運営なのかオリジナルサイトの運営なのかには大きく違いがあります。

ほかには、長期的な運営代行を依頼したいのか短期的な運営代行依頼なのかによっても依頼すべき会社が変わります。

モール型に特化したおすすめの越境EC運営代行会社

ECモールの市場は年々拡大しており現在は越境ECの約8割を占めているため、ECモールを用いた越境EC運営は非常に重要です。

株式会社ウィズワーク

株式会社withwork

withworkは、EC店舗の運用代行サービスを提供しています。また、プライム市場上場のクロス・マーケティンググループのグループ企業であるため、マーケティングのプロ集団が対応することができ、顧客理解をはじめとするデータ分析のノウハウを活かしたサポートが可能です。

また、これまでにもBPOによる継続的な支援を通じてクライアントの成長・生産性向上を実現してきた実績があり、高いオペレーション能力と人員動員力でスピーディーかつ大規模な案件にも対応可能です。

ECモール運用代行サービスでは、これらの強みを生かし、各モールに精通した専任チームが出店手続きから販促・分析まであらゆるフェーズの業務改善、売り上げアップに貢献します。

自社の越境ECサイト運営でおすすめの代行会社2選

自社での越境ECサイト運営を依頼する場合には、システムの作成に長けている会社である必要があります。

株式会社飛躍

飛躍 ロゴ

株式会社飛躍は世界でトップのシェア率を誇るECプラットフォーム「shopify」を用いたシステム構築、運用が得意な会社です。「shopify experts」として 日本参入の初期から、パートナーシップを結び業界を牽引してきました。

ジェイグラブ株式会社

jgrabロゴ

ジェイグラブは、越境ECコンサルタントをはじめとして、eBay、Shopify、Yahoo!コマース事業、ジェトロ、中小機構など、国内外のEC・マーケティング事業に20年以上関わってきた会社です。2010年の創業から越境ECの支援実績は2,500社を超えています。

中華圏でおすすめの越境EC運営代行会社2選

中華圏は越境EC市場の成長が著しい点、日本からの距離がそれほど遠くない点からとても人気なエリアです。一方で言語において壁があるため中華圏に特化した優秀なEC運営代行会社があります。

株式会社fcafe

fcafeロゴ

エフカフェは、日本および中国でECサイトの運用コンサルティングサービスを展開する会社です。

EC運用支援サービスのパイオニアとして19年以上に渡りサービスを展開しており、アリババの認定パートナーです。実績も十分あるため安心して依頼できるでしょう。

JUTOU株式会社

jutouロゴ

JUTOU株式会社はアジア、特に中国を専門としたインバウンド、越境EC、WEB、現地展開をサポートする会社です。

単なる広告代行、インフルエンサー活用、運用代行ではなく、中国現地に即した戦略的な提案、PR、実行支援で成果を出すためのサポートをしています。

その他のエリアでおすすめの越境EC運営代行会社2選

中華圏以外のエリアをターゲットにしたい場合におすすめの運営代行を紹介します。

フォーカスアメリカコーポレーション

focus america ロゴ

フォーカスアメリカコーポレーションは、アメリカEC市場約50%のシェアを誇る、米国Amazonへの輸出をいちからサポートしている企業です。

ネイティブによる英語での商品説明作成支援、FBAまでの輸送代行、アメリカ国内における返品先アドレスの提供など、日本からの越境ではネックになることの多い事柄へのサポートを行っています。

FBAについて詳しく知りたい方は、下記記事をご参考ください。
【関連記事】FBA納品代行は利用すべき?手数料の相場やおすすめの代行会社5選を紹介

株式会社オロ

oro ロゴ

株式会社オロは各国でよく使われるECモールを利用して商品を現地出店するパターンと、自社ECサイトの構築をするパターンともに支援しています。

ターゲットとしている地域は主に東南アジアで、タイやインドネシア、シンガポールでシェア率が高いLazadaやShopeeといったモールへの出店サポートが充実しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事では越境ECに注目すべき理由や運営する際に気を付けるべきポイントなどを解説しました。越境ECは言語をはじめとして、関税や配送料、為替など国内向けに運営するECとは違うことが多く、難易度が高いと考えられます。越境ECに挑戦したい方はぜひ本記事を参考に運営代行会社に依頼してみてください。

【関連記事】
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株式会社ウィズワーク / 代表取締役社長
杉村 昌宏
監修者写真
1971年生まれ。 京都大学理学部を卒業後、大手総合商社に入社。衛星放送ビジネスなどの事業開発を手がける。2000年にリクルートへ入社。ネット事業などの企画、システム開発を担当。 2007年にクロス・マーケティングへ入社。2012年同社取締役就任(現任)。2014年クロス・マーケティンググループ取締役就任(現任)。 2019年にクロス・マーケティンググループの新規事業としてウィズワークを設立し代表取締役社長に就任。 クライアント企業におけるマーケティング領域での活動に、競合他社にはない「 コミュニケーション力と、確動性を備えた、高度ディレクター人材」「 マーケティングフレームと定量分析に基づいた、的確な運用提案力」を強みとしたデジタルアウトソーシング事業を展開している。